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ことばのにわ

Kotoba No Niwa

【孤独】

暗い部屋、夜の底。

電気を消して、
携帯の画面の向こう側に体温を探す。

感じる寂しさは、
無音の中 たったひとりだけ世界に取り残されたような感覚を味あわせてくれる。


画面の向こう側の人々の姿は既に残像で、
タイムラグがリアルな温もりを感じさせてくれない。



「夜の空にサカナが跳ねたら、合図だよ」


群青を幾重にも重ねた深いブルーの空に瞬く天の河の煌めきは、月のない夜にしか逢えない壮大な天体ショー。

もう空なんだか海なんだか分からない群青に、サカナの群れが高く跳ねた。

合図とともに、ココロにそっと取り憑いてた孤独が、
小さなひかりの粒子になって昇ってゆくのをボンヤリ見てた。


ただ、綺麗だった。



生きてる間にたくさん抱え込んできた様々な色の感情や観念や想い込みは、

時に日常の中で足枷になったり
素直でいたい気持ちを邪魔したり
自分の内側に眠る可能性を否定したりするけれど、

美しいものの前ではいつだって、無力だということを知る。



夜にはね、魔力があって、

その強い引力についつい引っ張られてしまって
暗い気持ちになったり、
ネガティブさんが顔を覗かせたり、
誤った選択をしたり、

そんな時は寝逃げに限るのだけど、


本来 夜は、とてもとても未知で美しい世界だと星々が教えてくれた。


瞬く煌めきの何万光年向こう側にあるロマンに想いを馳せれば、たった数十年の孤独では太刀打ちできないね。



なのに。

孤独は足音隠してやってくる、隣人のよう。



それでも、
今日も生きてゆく。

たまには孤独と対話してみるのもいいかも知れないね。

《今日の一枚》

逢魔ヶ時、一歩手前のバイカラートルマリンみたいな夕暮れ時の三日月は、寄り添うでもなく励ますでもなくただ、そこにいてくれるという安心感。

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