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ことばのにわ

Kotoba No Niwa

【かたち】

その手に
その指に
その頬に
そっと触れれば感じる体温。

長いその髪に
スッと伸びたその腕に
細い足首に
確かに感じる命の息づく動き。

かたちを纏う生命の苦悩と、
かたちになれた生命の歓びと、

その両方を内包するわたしたちは、
“生まれて来なかった”という体験をしていないから、
生しか知らない。

終焉は、未知。

未知への畏れを正しく感じつつも、
未知のその先を想像してみる。

生きていればいづれ必ず辿り着く場所だと
みんなちゃんと最初から知ってる。

かたちがあるから触れ合える。
かたちがあるから感じられる。

わたしというかたちがあるから、
宇宙でたったひとつの自分だけのシナリオを楽しめる。

なにより目の前にいる愛する人と
笑い合ったり
お喋りしたり
ケンカしたり
色々できる。

それはほんとに醍醐味。

きっと人生は壮大な寄り道のようなもの。

この世界に生まれ、
なんやかんや道草食ってるアッ!という間に次の新しい扉の前に着いてる。

「死ぬことも楽しみ」

そんなことを言った友にアタマをガツン!と殴られた感覚だった先日。

わたしの中には無い感覚だったから、本当に脳みそを激しく揺さぶられた。

そして、その楽しみついでにそこまでの過程も楽しんでおきたい。

“生”に色々意味付けしたくなるのが人だけど、いよいよ最期の時に「あ、わたしの人生も悪くなかったかも」とシンプルに感じられたらいいな。

今は、かたちあるわたしとしてこの人生を味わい尽くしたい。

かたちある皆とともに。

《今日の一枚》

我が部屋の窓辺。
可愛いみんながいつも見守ってくれてるの嬉しい。

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