お持ち込みの渋く素敵な柿渋染めのがま口のお財布。
そのお財布に野州麻・精麻で丁寧に綯った紐を付けました。
その美しさについ、触れたくなってしまう艶やかで黄金色を纏う野州麻の精麻。
首から掛けられるよう少し長めに綯い、最後にフリンジを創り仕上げました。
お手持ちの勾玉との組み合わせでのネックレスに、など、身に着けるモノが多いようです。
神道では、水や塩でも祓えない穢れを精麻が祓ってくれるとされています。
注連縄(しめなわ)や鈴縄、巫女の髪結いの紐や横綱の化粧まわしなど、
神道を含め様々な日本の文化の中でその姿を見せてくれる【精麻】。
わたし達、日本人の暮らしに古くから根付いてきた【大麻】という存在。
決して特別なモノでも、
縁のないモノでもない、
今もわたし達の暮らしに、そしてわたし達の記憶に確かにある、そんな存在であること。