大好きなカレン族シルバー。
23の時、エスニック衣料雑貨店・マライカで働いていた時からトリコになって今も魅了され続けているのが、タイの山岳民族である【カレン族】の創るシルバーたち。
普通のシルバー(シルバー925)よりも銀の純度が高い為やわらかく、落ち着いた鈍色(にびいろ)の輝きを放っているのが特徴でもあります。
元来アニミズムの彼らが生み出すこのシルバーには、
身近なモチーフから自然モチーフのものがほとんどで、刻印にもひとつひとつ、意味があったりします。
そんな彼らのシルバー、
今回はこのくらい仕入れさせてもらいました◎
もう、このシルバーたちを目の前にするとわくわくが止まらないのです。
ひとつひとつ手創りの為、刻印がズレていたり形が微妙に異なっていたりとさまざま。
それがまさに、味。
この手に乗っかっているのは、初めて見たひょうたんモチーフのシルバー。
コロンとした大小の真ん丸がくっ付いていて、
お尻部分に花のような模様が施されています。
数年前、タイのチェンマイにカレン族シルバーを直接仕入れに行った時、
現地の民族訪問ツアーを申し込み、タイ人ガイドさんと運転手さんとわたしの3人で巡ったチェンマイの街。
山の方に行った時には、観光地化されていないカレン族やアカ族などの村があり、機織り姿や飼っている黒豚の姿などの彼らの生活を垣間見て来ました。
残念ながらわたしのリサーチ不足で、シルバーを創るカレンの人々の村には行けなかったのだけど、次回は必ず!と息巻いております◎
月麻の屋号の由来。
それは、『月』はカレン族シルバーのことを意味していて、
たおやかで美しい輝きを放つ彼らのシルバーを『月』と表現していたりします。
そして『麻』は、そのまんまヘンプ・おお麻のことを。
ヘンプアクセサリー月麻の主役を張るアイテム【カレン族シルバー】、
それはわたしにとって魅了され続ける輝きであり、自然や自身の生活文化に根付いたモノをモチーフとするその精神性への敬意と、それを表現することへの憧れでもあります。
出逢えてほんとうによかった、
そんなアイテムがカレン族の人々が創る個性あふれるシルバーなのです◎