変わりやすい秋の空模様、
今日も曇って灰色の空。
そんな朝は、大好きな歌を聴く。
それだけで内側がひらかれる。
さて、つい先日、カレン族シルバーを纏った量仕入れました。
鈍く輝く銀色、
ついつい魅入ってしまう美しさ。
タイの北部・西部〜ミャンマーに住む、山岳民族であるカレン族。
スゴー・カレンやポー・カレンを中心とする白カレン、
そして、首長族の通称で知られるパダウン族などを含む赤カレンなど、諸族ある。
カレン族シルバーは、元々は自分たちが身に着ける装飾品として、
自分たちに必要な分だけしか作っていなかったようです。
アニミズム(精霊信仰)を軸に、
仏教、キリスト教を信仰する人々もいるカレン族。
カレン族シルバーに含まれる銀の含有率は、95%以上。
一般的に出回っているシルバーは、シルバー925と呼ばれ、
92.5%の銀を含有し、強度などを出す為に銅などを混ぜています。
なので、銀の含有率の高いカレン族シルバーは柔らかく、独特の輝きを放つ。
刻印にも意味があり、
アニミズムゆえ自然・植物・動物や生活道具などをかたどったモノが多い。
さて、この手元にやって来たシルバー達を使って、
秋の夜長の創作に励みたいと想います◎
カレン族シルバーとヘンプや蝋引き紐の織り成す【結び】の世界、
感じて欲しいのです。