自分の手でアクセサリーを生み出せるようになってから、
人に贈り物をするコトが更に好きになった。
自分の手でアクセサリーを生み出せるようになってから、
想いだったり
気持ちをなにかに込めるコトの愛おしさを知った。
ひと粒の石が魅せる表情に想い浮かべる誰かの顔があって、
「喜んでくれるといいな」
って独り言いいながら、
ひと結びひと結びに大切な気持ち込めながら、丁寧に結ぶよ。
このアクセサリーが、
誰かの “大切” になる瞬間、
わたしの生んだアクセサリーは意味を成し、その役割を知る。
結びが、わたしにとってお金を生み出すだけのツールだったのなら、
燃えるような情熱も
結びたくて仕方のない衝動も
誰かを愛するように結ぶ愛しさも
想い浮かべるあの人の笑顔も
なにも知らずに
なにも持たずに
結ぶことに義務感を感じながら結び続けていたのかも知れないね。
関わりがあるから、
人との関係性があるから、
わたしたちは生きてゆける。
結びは
そんな繋がりを、背景を、
ひとつひとつ
物語りにして形にしていってくれる。
そして、それは肌に身に着けられる形として具現化されるコト。
だから、
なによりもドラマティックで、
なによりも魅力を感じてしまうから、
きっとわたしは
結ぶ手を止められないんだね。