先日、Instagramのストーリーにて参加者さまを募集した、月麻presents【第1回*青空マクラメ会@オンライン】を昨日、無事開催しました。
集ったのは、8名様のマクラメの結び手の方々と、わたし月麻の計9名。
Skypeにてお顔を見ながらのお話し会は、延長戦も含めて3時間!の中、マクラメに関する様々なお話しが次々に飛び出しました。
簡単な自己紹介から始まり、各々がマクラメを始めたキッカケや屋号の由来などを前半で話し、後半からはぶっちゃけトークも含め、販売時の値付けの仕方から自分のブランドや作品の強み、商用模倣について、などなど、お話し会は多岐に渡って繰り広げられました。
マクラメをしているからこその疑問や共感、そして、あるある。
特に販売や値付けに関してのQ&Aは、普段なかなか同じマクラメ同業の人には訊きにくかったりするだけに、皆さま、真剣な眼差しで聞いていたのが印象的でした。そして、わたし自身にとっても大きな学びとさせて頂きました。
こうして様々な情報のシェアが皆さまと一緒にできることで、視野が広がったり引き出しが増えたりは勿論、人に話すことによってアタマの中が整理されたり、自分を省みて問題点に向き合うヒントになったり、などなど、様々なプラスの点が挙げられると感じています。
そして、企画開催させて頂いたわたし自身、皆さまの繋がりの架け橋になれることをとても嬉しく想います。
この度は、ご参加頂きありがとうございました!
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最後に、ここ数年わたしが感じていることを少しだけ。
昨今、マクラメの技法を使ったアクセサリーを創って販売する方は以前に比べると爆発的に増え、ワークショップなども教室も日本各地で開催されています。
マクラメ界隈が盛り上がりを見せる一方で、それを生業にする/生業にしたい人間としては、マクラメ人口が増える中でいかに淘汰されずに生き残るか、没個性せずに自分のカラーや世界観を伝えてゆくか、要は自分のブランドをどう確立させてゆくか、が問われている時期でもあると感じます。
わたし個人としては、マクラメ作家の一番の魅せどころは他でも無い“作品”にあると想いますが、しかし、実のところそれだけでは勿論なく、“世界観”や“物語り”を一緒に届けることがとても重要となってくるだろうと月麻では何年も前からそこに重きを置いて創作活動しています。
例えば、言葉。
snsなどで作品画像に添える言葉もまた、その世界観を構築するひとつの大きな要素。
例えば、梱包。
お客様に作品をお届けする際の梱包が汚かったらせっかくの喜びも半減、“丁寧に”を心掛け、自分のブランドの個性を生かした梱包を施すこともまた、とても大切だと感じます。
その際、過剰包装になることは避け、“必要な範囲で”を心掛けつつ、お客様が包みを開いた時の「素敵!」とほころぶ顔を想像して梱包することを念頭に置いています。
その他にも意識工夫する点は沢山!ありますが、わたしも只今、絶賛勉強中。
ひとつづつ形にしてゆこうと想います。
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石や紐が生まれこの手に渡り、それを用いて作品をこの手から生み出し、旅立ってゆくその日まで=序章。
そして、旅立ってからその人の暮らしに溶け込んでゆき、日常の一部になるまで=本章。
物語りは続いてゆきます。
ひとつひとつ、丁寧に。