気持ちよく晴れた今朝、太陽光の下、先日入荷したばかりの天然石を撮影しました。
ふと「石って、天使だな」…と言葉が漏れ、その煌めきとそこに佇む姿に心がやわらかくなり、穏やかな気持ちになりました。
そんな愛らしい天然石たちのご紹介です。
ほんとうに、きれい。
アクセサリーや石の写真を撮る時はいつも構図や光の当たり方、シラーの美しく出る石の角度などを意識していますが、石の集合写真についてはよりスタイリッシュに、そしてデザイン的に見える為の工夫もしています。
鮮烈な、まるでメキシコにあるセノーテの青い世界に飛び込んだようなラブラドライト。
とても幻想的で、真っ青とはまさにこのこと、大きさもありハイクオリティーなpieceです。
第一印象は「ふりかけ!?」だったのがコチラ。
白いご飯に掛けたら美味しそうですが、れっきとしたタイのランパーン産ガーデンクォーツです。
石の中央辺りは内包物が控えめで、周りを取り囲むように苔のような内包物が美しい一品です。
最近密かに気に掛かっているラピスラズリ。
こちらのpieceは白いカルサイトと細かなパイライトの砂金のような粒々が散りばめられた美品。
穴あきの大きなアマゾナイトは、光の下で傾けるとキッラキラのシラーが目に飛び込んで来ます。
まるで銀色の粒がサラサラとこぼれ落ちるように。
こちらもアマゾナイト、大きなpieceと同じく光に当てると美しいキラキラのシラーが現れます。
そして最後に、アポフィライトの原石を。
結晶の中央は爽やかなアップルグリーン、それぞれに伸びる四角柱の結晶の先の面には各々虹がキラリと輝きます。
硬度が低く劈開(へきかい/結晶や岩石の割れ方がある特定方向へ割れやすいという性質のこと)もある為、なかなかアクセサリー加工には向きませんが、個人的に愉しむ為にお迎えしました。
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近頃、ラブラドライトの美しいpieceをよくアクセサリーにお仕立てするのですが、前よりグッ!とラブラドライトが好きなった感覚があります。
ある方向から見ると地味なグレーやブラックに近い地色ですが、角度を変えた瞬間目の合うあの驚くほど鮮烈なブルー。
一瞬で引き込まれてしまいます。
これからもこだわってシラーの美しいラブラドライトを厳選し、アクセサリーへと形を変えていきたいと思います。
新しくやって来た石たち。
やはりわくわくしますね。