今回も“虹”をテーマにしたアクセサリーを制作し、野州麻の精麻をタッセルとして背守りに添えて仕上げました。
雨上がり、湿度高く草木の香り、空を見上げるとハッ!とするほどの美しい七色が架かっていて目が離せなくなる。
そんな経験、皆さまにもあるのではないでしょうか?
今回は素晴らしく美しいアイリスクォーツを主役としたネックレスの登場です。
作品名【虹の啓示】
眩しい光をたくさん!取り込んで美しく浮かび上がらせるのは、虹。
アイリスクォーツとは、ギリシャ神話に登場する虹の女神“アイリス(イリス)”にちなんで名付けられたのですが、クォーツの内部に入ったクラックが光に反射して虹色に輝く様がまさに、虹の女神のよう。
とっても濃い虹色が何層にも重なって、幻想的な世界へいざなってくれます。
光の当てる方向によって表情がだいぶ変わるので、太陽の下で光遊び、是非してほしいです。
ネックレスの全体像はこういった雰囲気に。
0.35mmの漆黒と銀色の蝋引き紐にて丁寧に結び上げました◎
背守りには黄金色に煌めく野州麻の精麻を贅沢にふたつのタッセルに仕立てあしらいました。
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大空のブルーに架かる七色のコントラストは一体今までどれだけの人の心を掴んで来たのだろう。
江戸後期頃に西洋から「虹は七色である」という概念が日本に入ってきてやがてそれが定着したようですが、それ以前の日本人の目には虹は何色に映っていたのだろう?
ただ、七色に見えていなかったことは確かだという。
虹を何色と捉えようとも、美しいことに変わりはない、そんなことを思います。
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こちらの新作アクセサリーは、あと数点アクセサリーを仕上げ次第 前回postしたカンテラオパールのブレスレット共にまとめて販売する予定です。
お楽しみに!