わたしが初めて野州麻の精麻に出逢ったのは、
今から3年と数ヶ月前の2012年の11月のこと。
その見たこともない黄金色の輝き。
美しさ。
これが日本産の大麻だと知り、
それまで外国産のヘンプを使ってアクセサリーを結んで来たわたしにとって『日本の大麻』を知る大きなキッカケとなりました。
多くの日本人がタブー視している『大麻』という存在。
『ドラッグ』という観念から、その存在の日本に於ける歴史や文化は、
多くの日本人の記憶から消えて行っていると想われる中、
古くからその大麻を栽培し、今に至るまで丁寧に大切に育て、様々な形にしている人たちがいるということ。
そんな大麻の栽培地として全国的に名のある、栃木県、鹿沼市。
そこで生産される、野州麻。
ヘンプアクセサリー月麻では今回、
久しぶりにその野州麻の精麻(せいま、とは、大麻の茎の皮をいくつもの工程によって丁寧に研ぎ澄ませた繊維のこと)を、纏めて仕入れました。
この精麻を用い、2013年から製作している、
精麻をヘンプ紐でマクラメするという月麻完全オリジナルの【野州麻・精麻の御守り】を各サイズ新たに製作し、その他にもアクセサリーなどを展開してゆこうと想います。
わたしを結びの世界に呼んでくれた『ヘンプ・大麻』という存在。
感謝しかありません。